研究会主旨

研究会名:「社会実装学研究会」

趣旨

2016年より発足した「社会実装学創成研究会」は2018年3月の年会総会において代表が交代し、名称も「社会実装学研究会」と改め、第二期への移行を開始しました。

第一期は、講演会やLCA講習会、工場見学会などのイベントや年会、秋季大会でのシンポジウムを催し、議論をスタートいたしました。また、技術の社会実装への育成時に開発と並行した技術評価が欠かせないという観点から、実際に開発、評価の混成チームでプロジェクトへの応募をいたしました。難関を突破して採択に至ったものも多く、より良い応募書類、プロジェクト体制になったことも評価につながったと考えております。

第二期では、さらに活動の幅を広げ、様々な分野、プレイヤーの経験や知識、視点を取り入れて、技術の社会実装に関する議論をすすめていきたいと思います。また、各支部における地方大会なども通じて地域的広がりも図りたいと考えております。これまでの流れを継承しつつも、さらに企業や研究機関における様々な立場からのインプットを得、交流の拡大を目指したいと、第二期発足時の幹事会でも確認いたしました。

つきましては、発足当時の問題意識や意図(下記参考1)はそのままに、さらに幅広くご参画を得て議論を広げ、深めるために、再度会員の募集をいたします。応募をお待ちしております。

募集期間:随時参加可能です。

 

募集対象:

・ 制限なし。様々なお立場からのご参画をお願いいたします。アカデミックな場ですので、活動時には年齢や職位、職業などにとらわれない、活発な議論をできる方のご参画を期待しております。

・既にご参加いただいている方は再度応募いただく必要はございません。

・現時点で化学工学会に参加されていない方についても、特別会員としてご参加いただく方法があります。お知り合いの会員外の方で参加を希望されそうな方にも、ご案内いただければ幸いです。

 

応募方法:当研究会ホームページよりご応募ください。

 

社会実装学研究会(第二期)

代表    福島康裕(東北大学)同副代表 中川究也(京都大学)、松本泰正(花王株式会社)

 

(参考1) 研究会の第一期募集文に掲載の本研究会設置時の問題意識と意図

問題意識
・化学工学は元来実学、要素とシステムで社会のニーズに応える。
・社会の急激な変化、社会からの要請の複雑化、従来の化学工学で応えきれなくなってきた。
・分野の細分化、個別技術の専門家、社会との距離。

意図
・化学工学(=実学)の原点に再度立ち戻り、現在の複雑な社会要請に応えるための新学術の創成。
・シーズ、ニーズだけでなく、将来社会像を描いた上での研究開発、システム設計、評価と再設計。
・産学公民の双方向の議論と実践、新たなニーズの創発、それに応えるシーズの統合。
・上記の新学術の担い手の育成、アイデンティティの確立と、社会からの認知・評価。
・異分野合同のプロジェクト化、部会間連携の推進。

 

以上